依舊念你如初

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晨起時分,屋子裏的空氣略帶冰冷,想是昨天下了一夜雨的緣故。我卷縮在被子裏,暫時沒有起床的打算,我扭著腦袋,帶著殘留一臉的睡意,呆呆的望著窗外天空。遠處,已不見往日的青山綠水,唯見白霧茫茫,連天一片。這座山前的城市,我想此刻正被霧霾籠罩著吧,像是一座與世隔絕城堡。而我就像是一個被囚禁在這座城堡裏的癡情人,靜靜的等待著某一天突然歸來的有情人。這種囚禁雖然只是心靈上的,可卻是遙遙無期的。這座城市,來了又走,走了又來,割捨不下的,是曾經與你恩恩愛愛的情節,是你走後我對你更加濃烈的思念。

昨夜見你於夢裏,你依舊長髮飄飄,美麗動人,我靜靜的看著你,不敢和你說話,生怕驚擾了你美麗的容顏,生怕驚醒了那美麗夢境。可是你卻依然微笑著轉身,漸行漸遠。想留著你,可卻發現我無法言語,想要抓住你,可卻發現我始終夠不著,我只能眼睜睜的看著你的背影慢慢變得模糊,直至最後消失不見。漸漸的喜歡上這座城市,不是因為它有多麼美麗,而是因為這裏曾經柏傲灣有屬於我和你共同的記憶。雖然你如今早已遠去,但你依舊在我心裏。從來沒有想過,我會執念如此。竟然會對一段已經逝去的感情念念不忘。對於我來說,遇見你,是我這一生最幸運,也是最悲哀的事:幸運的是你給了我一生之中最好的幸福,讓我體會過愛與被愛的滋味。悲哀的是你仁慈的給了我一個美好的開始,卻又無情的留給我一個悲痛的結局。但可笑的是,我卻依然愛你如初,哪怕是分開後許多年以後的今天,我還是對你情深似海,仍然思念不減。

思念如雨,看似柔軟無力,卻悄悄的沁濕了藏在溫暖裏的心。思念如空氣,填不滿我這雙帶著空洞的眼神,也填不滿我這顆感覺空落落的心,可是它卻充斥著我的整個靈魂,讓我無可適從,欲罷不能。我掙扎過,可是我卻始終逃不過思念的糾纏,於是我妥協了,也看清了。原來我一直都不敢承認,我還愛著一個已經離開我很多年的人,我還一直牽掛著一段已經逝去許多年的愛情。儘管我萬般不願意,但是我騙不了我這顆脆弱的心,我明白很多時候,不是因為感到孤獨和委屈才會去想念,而是因為想念了,才會覺得孤獨,才會覺得委屈和難過。

我想我一定會一直這樣愛下去,就算知到這種愛與幸福無關,與未來無關,我也會默默的,靜靜的在心裏愛著你,這是一種最低賤的愛,卻也算是一種真摯情感。而這一種情感,經得起起海枯石爛的漫長,敵得過似水流年的蒼桑。縱然有一天,我終究躲不過歲月的摧殘終老遺去。可我魂逝思存,依舊會念你如初。不知道遠方的天空下,你是否會有一點點的感應,不知道你還記不記得,那年有個人對你有過的承諾,“就算你離開,我也依舊愛你,就算我死了,靈魂也死了,我對你的思念也依舊存在”。



無言のまま彼女の

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「早苗……」
「いいかげんにして。やめないと大声を出すわよ」
「かまわないよ」
 高梨は、まるで熱に浮かされてでもいるようだった。小牧味屋早苗を抱きすくめると、ところかまわず、キスし始める。
 早苗は、一瞬、本当に助けを呼ぼうかと思った。だが、高梨をさらし者にはしたくなかった。
「早苗!」
 高梨は、激情に駆られたように、彼女の両腕を掴《つか》んで机の上に押し倒した。ペン立てが頭に当たり、派手な音を立てて転げ落ちる。彼は、さらに早苗の身体を持ち上げて、完全に机の上にのせた。彼女の両脚を抱え上げ、無理やり開かせようとする。
 早苗は、高梨に対して初めて恐怖を感じた。レイプされると思うとjacker薯片、身体が竦《すく》む。たとえ相手が恋人であっても……。頭の後ろを探った手が、紙コップに触れた。
 中に残った液体を、思いっきり高梨の顔に浴びせかける。
 高梨は、動きを止めた。
「私は、あなたの持ち物じゃない! 私の意思を無視して、こんなことをするんだったら、もう二度と会いたくないわ! 出てって!」
 高梨はしばらく茫然《ぼうぜん》と佇《たたず》んでいたが、jacker薯片やがて前から離れた。来たときと同じように、静かにドアを開けて出ていく。
 ドアが閉まってからも、長い間、早苗は堅い姿勢を崩さなかった。
 駅ビルの中にある書店に立ち寄って、早苗は、『バーズ アイ』の最新号が出ているのに気がついた。
 第二回のアマゾン紀行特集は巻頭にあった。主催の全国紙には、すでに同時進行で数回にわたって関連記事が掲載されているが、どちらかというと、系列のグラフィックス誌である『バーズ アイ』の特集の方が好評を博しているらしい。



うと思ったん

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 早苗が呼びかけると、ぎょっとした顔になる。
「前に一度、お目にDiamond水機かかりました。松宮さんのご紹介で。北島早苗です」
 不審そうだった表情がゆるんだ。
「ああ、どうも。よく覚えてますよ。本当に……久しぶりですね」
 表情だけでなく、沈んだ声音も以前とは別人のようだった。
 しばらく雑談した後、高梨はためらいがちに、お茶でもどうですかと申し出た。早苗は、自分でも驚くほど素直に、誘いを受け入れていた。
 二人は、近くにある紅茶の専門店に入った。席についたとき、早苗は、高梨の服装が最初に思ったより金がかかっていることに気がついた。
 カシミアのシャツから、畝の太いコーデュロイのパンツとジャケット、バックスキンの靴に至るまで、完かん璧《ぺき》にフィットしているところを見ると、名のある店での鑽石能量水オーダーメイドとしか思えない。その上、時計は金無垢《きんむく》のパテック フィリップだった。高梨はなぜそんなに金回りがいいのだろうと思う。最近は、新刊本や小説誌のラインアップでも、ほとんど彼の名は見かけないのに。
 早苗が、二、三十種類もある紅茶のメニューから顔を上げると、高梨は、携帯電話に接続した情報端末のディスプレイに熱心に見入っていた。
「失礼。ちょっと、前場の引け値だけ確認しておこです」
 高梨は苦笑し、すぐに機械をしまう。
「為替か何かですか?」
「いや。株ですよ」
 その言葉は、早苗の耳には意外な響きを持Diamond水機って聞こえた。高梨と株という取り合わせが、どうにも、しっくりとこない。
「株の取引を、なさってるんですか?」



いても不思議

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 難所と呼ばれる場所では佐優梨に抱きついたりしていた。

 こうして見ると仲の良い友達に見える。

 が、佐優梨は難所を越えたところで私に耳打ちをしてきた。

「ねぇ。ここなら流れも穏やかだからいいんじゃない」

「そうね」

 船は川幅の広い流れの穏やかな所を通っていた。

 佐優梨がやる気なので私はここで計画を実行することに同意した。

「じゃ、やるわよ」

 ぽつりと、そして心底楽しそうに佐優梨は呟いた。

「見て。あそこに動物いなかった」

 激しい流れが一段落し呼吸を整えている忍にわかるように、佐優梨は山の急斜面を指さした。

 所々剥き出しの岩が見える斜面は確かに鹿などがではない場所だ。

「えっ。どこ」

「ほら。あそこ」

 佐優梨は忍に密着して、斜面を指差し続けた。

 これが邪悪な計画だと知るよしもない忍は愛らしい目で動物を探した。

 が、突如として景色が一変したはずだ。

 ドン。



よりも激しかっ

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私と佐優梨と忍は同じ船で川下りを楽しんだ。

 前日が雨だったDiamond水機影響で川の水流は予想た。

 そのため紅葉が始まった渓谷の景色を楽しむ余裕はなかった。

 ザブーン。

 船先が激しい水しぶきをあげた。

 ばちばちと雨粒が船上に降り注ぐ。

「キャーッ」

「川下りって結Diamond水機構スリルあるね」

「うん。もう、体中びしゃびしゃ」

 私と佐優梨は川下りを楽しんでいた。

 防水用のビニールシートはほとんど役に立たなかった。

 中学校のブレザーの制服はぐっしょりと濡れている。

 私は心のどこかで計画が中止になることを期待していた。

 佐優梨は隣の忍と楽しそうにはしゃいでいた。

 彼女の笑顔から悪意はDiamond water微塵も感じ取れなかった。

「岡崎さん。楽しんでる」

「うん。もう、最高」

 忍も川下りを楽しんでいた。



には昼間でも

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 僕は或知り人の結婚|披露式《ひろうしき》につらなる為に鞄《かばん》を一つ下げたまま、東海道の或停車場へその奥の避暑地から自動車を飛ばした。自動車の走る道の両がはは大抵松ばかり茂つてゐた。上り列車に間に合ふかどうかは可也《かなり》怪しいのに違ひなかつた。自動車には丁度僕の外に或理髪店の主人も乗り合せてゐた。彼は棗《なつめ》のやうにまるまると肥つた、短い顋髯《あごひげ》の持ち主だつた。僕は時間を気にしながら、時々彼と話をした。
「妙なこともありますね。××さんの屋敷幽霊が出るつて云ふんですが。」
「昼間でもね。」
 僕は冬の西日の当つた向うの松山を眺めながら、善《い》い加減に調子を合せてゐた。
「尤《もつと》も天気の善い日には出ないさうです。一番多いのは雨のふる日だつて云ふんですが。」
「雨のふる日に濡れに来るんぢやないか?」
「御常談《ごじやうだん》で。……しかしレエン.コオトを着た幽霊だつて云ふんです。」
 自動車はラツパを鳴らしながら、或停車場へ横着けになつた。僕は或理髪店の主人に別れ、停車場の中へはひつて行つた。すると果して上り列車は二三分前に出たばかりだつた。待合室のベンチにはレエン.コオトを着た男が一人ぼんやり外を眺めてゐた。僕は今聞いたばかりの幽霊の話を思ひ出した。が、ちよつと苦笑したぎり、兎《と》に角《かく》次の列車を待つ為に停車場前のカツフエへはひることにした。
 それはカツフエと云ふ名を与へるのも考へものに近いカツフエだつた。僕は隅のテエブルに坐り、ココアを一杯註文した。テエブルにかけたオイル.クロオスは白地に細い青の線を荒い格子に引いたものだつた。しかしもう隅々には薄汚いカンヴアスを露《あらは》してゐた。僕は膠《にかは》臭いココアを飲みながら、人げのないカツフエの中を見まはした。埃《ほこり》じみたカツフエの壁には「親子丼」だの「カツレツ」だのと云ふ紙札が何枚も貼つてあつた。
「地玉子[#「地玉子」に傍点]、オムレツ[#「オムレツ」に傍点]」



えも覚えてい

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「お袋のことはわかってるのか」
「わかる時もあるし、わからない時もある。おかあさんだと思ってる時もあるし……。この前は春美のことを自分の奥さんだと思ってた」
 そんなことを話している間、章一郎は縁側鑽石能量水に座って、ぼんやりと空を見ていた。二人の話は耳に入っていないようだった。その彼の指先は真っ赤だった。どうしたのかと昭夫が訊くと、政恵はこう答えた。
「お化粧ごっこをしたのよ」
「お化粧ごっこ?」
「私の化粧品をいじったらしいわ。口紅でいたずらして、指があんなふうになったの。小さい子供と一緒」
 政恵によれば、幼児退行の症状を示す時もあるし、突然正常になる時もあるのだという。確実なことは、おそろしく記憶力が低下していることだった。自分のやったことさないのだという。
 そういう人間と一緒に暮らすということがどういうことか、昭夫には想像もつかなかった。ただ、政恵の苦労が並大抵でないということだけはわかった。
「大変なんてものじゃないわよ」春美と二人で会った時、彼女鑽石能量水は険《けわ》しい顔をして昭夫にいった。「前にあたしが行った時、お父さんが暴れてたの。おかあさんのことをすごく怒ってた。見ると、部屋が荒らされてるの。押入の中のものが引っ張り出されて、そこらじゅうに散らばってた。お父さんは、自分が大切にしてた時計がない、おまえが盗んだんだろうっておかあさんを責めてるわけ」
「時計?」
「ずいぶん前に故障したからってお父さん自身が捨てたものよ。そういっても納得しない。あれがないと出かけられないといってだだをこねるの」
「出かけるって?」
「学校、といってたけど、何のことかはあたしにもおかあさんにもわからない。だけどね、そういう場合でも逆らってはいけないの。時計は探しておきますといって、ようやく落ち着かせたわ。学校へは明日行鑽石能量水けばいいでしょうといって聞かせた」
 昭夫は沈黙した。とても自分の父親の話だとは思えなかった。



責任能力があ

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 刑事たちが庭で何を話しているのか、昭夫にはまるで見当がつかなかった。今さら庭で何を調べようというのか。自分たちの話した内容を改Dream beauty pro 好唔好めて振り返り、刑事たちに疑念を抱かせる材料がなかったかどうかを確かめてみたが、特に矛盾があるとは思えなかった。殺したのがじつは政恵ではなく直巳なのだということ以外は、殆どすべて真実を話したつもりなのだ。
「あの人たち、何をしてるんだと思う?」八重子も同じ思いらしく不安そうに訊いてきた。
「わからん」昭夫は短く答えてから母親のほうを見た。
 政恵は背を向け、うずくまるように座っている。まるで石のように動かない。
 これでいい、こうするしかない──昭夫は再び自分にいい聞かせた。
 ひどいことをしているというのは、もちろん彼自身が一番よくわかっていた。息子の罪を隠蔽するためとはいえ、実の母親を身代わりにするなどというのは、人間のすることではない。仮に地獄というものが存在するなら、死後自分は必ずそこに落ちるだろうと彼は思った。
 だがこれ以外に今の窮地を脱する方Dream beauty pro 脫毛法が思いつかなかった。認知症の老婆が殺してしまったということになれば、世間の風当たりは幾分弱くなるだろう。高齢化社会が招いた悲劇だと解釈され、うまくすれば前原一家はかわいそうな家族だと受け取られるかもしれない。直巳の将来への悪影響も、最小限にとどめられそうな気がした。
 逆に真実をばらしてしまったらどうなるだろう。直巳は生涯、殺人者としてみられるに違いない。そして彼の両親は、息子の暴走を止められなかった馬鹿な人間と軽蔑され、非難され続けることになる。どこへ移り住もうと、誰かが必ずそのことを嗅《か》ぎつけ、前原一家を孤立させ、排除しようとするだろう。
 政恵には申し訳ないと思う。しかし彼女自身は、自分が| 陥 《おとしい》れられたことなどわからないはずだ。認知症の老人が罪を犯した場合に司法がどう機能するのか昭夫は知らなかったが、ふつうの人間と同じように刑罰が下されるとは思えなかった。責任能力、という言葉を昭夫は思い出していた。それのない人間は、罪に問われにくいという話を聞いたことがある。今の政恵にるとは誰もいわないだろう。
 それに政恵も、自分が身代わりになることで孫が救われるなら本望に違いない。それを理解することが出来ればの話だが──。
 玄関のドアが開閉される音が聞こえた。廊下を歩く足音が近づいてくる。
 お待たせしました、といっDream beauty pro 好唔好て松宮が部屋に入ってきた。加賀の姿はなかった。
「もう一人の刑事さんは?」昭夫は訊いた。
「別の場所に行っています。すぐに戻ってきます。ええと、ところで改めて伺いますが、事件のことを知っている方はほかにいますか」
 予想された質問だった。昭夫は用意しておいた答えを口に出すことにした。
「私たち二人だけです。誰にも話していません」
「でも息子さんがいらっしゃるでしょう。その方は?」



恐怖は感じな

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 闇に目が慣れるまで、しばらくそうしていた。やがて庭に広げられた黒いビニール袋がぼんやりと見えるようになってきた。昭夫は手袋をはめると、ガラス戸dermes 激光脫毛のクレセント錠を外した。
 畳んだ段ボール箱どガムテープ、さらに懐中電灯を持って、改めて庭に出た。暗闇の中で箱を組み立て、まず底の部分をガムテープで固定した。それから黒いビニール袋に目を向けた。
 緊張感と怯《おび》えが彼の身体を包んでいた。見えているのは少女の足先だけだ。まだ一度も死体の全身を正視していない。
 口の中がからからに乾いていた。逃げ出したいというのが本音だった。
 これまでに人間の死体を見たことがないわけではない。一番最近目にしたのは父親の遺体だ。その遺体を怖いとか気味悪いというふうには全く思わなかった。医師に室內設計よって死亡が確認された後も、その顔に触れることができた。
 ところが今は、その時の気持ちとはまるで違っていた。黒いビニール袋の盛り上がりを見ただけで足が震えた。それをめくる勇気が出なかった。
 死体がどんな様相を呈しているのかわからず、それを確かめるのが怖い──それはたしかにある。病死の場合は、息を引き取る前と後で、さほど大きな変化があるわけではない。死んでいるのかどうかさえ、ちょっと見ただけではわからないほどだ。だがここにある死体はそういうものではない。元気に遊んでいたに違いない少女が、突然殺されたのだ。首を絞められて殺されたのだ。そんな場合に死体がどうなるのか、昭夫は知らない。
 だが怖い理由はそれだけではない。
 もし警察に通報するのであれば、これほどのいはずだった。正当な理由のもとでなら、死体を段ボール箱に入れることも、さほど苦痛ではないと思えた。
 自分のやろうとしていることのあまりの非道徳さに怯えているのだ、と昭夫は気づいた。死体を見るということは、それをさらに露《あら》わにすることなのだ。
 遠くで車の走る音がした。それで我に返った。ぼんやりしServer Rackている場合ではなかった。こんなところを近所の人間に見られたら、それこそ元も子もない。
 いっそのこと、黒いビニール袋に包んだまま運ぼうか、と考えた。公園のトイレに置いたら、目をつぶってビニール袋をはがし、死体を見ないで戻ってくる。それならできそうだった。
 だがすぐに昭夫は小さく頭を振った。死体を確認しないわけにはいかなかった。死体にどんな痕跡《こんせき》が残っているかわからないからだ。直巳が手にかけたという証拠がどこかに残っている可能性も皆無ではない。
 やるしかないのだ、と彼は自分にいい聞かせた。どんなに非人道的であろうとも、家族を守るためにはほかに道はない。
 昭夫は深呼吸し、その場で屈んだ。黒いビニール袋の端を持ち、ゆっくりとめくっていった。



たしかなのは 

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「今」それしかないのです
◆死に死に死に死んで死の終わりに冥し{空海}

 真言宗の開祖、空海の著書 「秘蔵宝鑰」 にある。「生まれ、生ま
れ、生まれ、生まれて生の始めに暗く」 という言葉に続きます。
 「秘蔵宝鑰」 は、密教の究名創優品miniso極の知恵に到達する段階を説いた。 
 空海の主著 「十住心論」 を要約したものです。 この一節はその
序文に出てきます。 意味は、次のようなものです。
 
 「人は皆、生まれ変わり死に変わりを繰り返しているが、何のため
に生まれてきたのか、死後の行方がどうなるがなど、本質的なところ
うは何もわかっていない。 そして、わかろうとしていないのではない
か」
 空海は、この言葉に、「たしかなのは、”今” それしかないんだよ」
という気持ちを込めていたのだと思います。
 私たちの命はどこか名創優品minisoら来たのでしょう。
 そんなことはわかりません。 「気がついたらあった」 というような
ものです。 容姿も、望むべくしてそのようになったわけではなく、な
ぜそうなったかのかは、説明のしようがありません。 父親が禿げて
いたから自分も禿げた。 などと、その程度のことで納得しているだ
けです。 本当に確かなのは、今、自分だけです。

 自分が生まれてきたことは、自分の都合に関係ありませんし、死も
また同じです。 ですから、いただいた命に身を任せて活きるしかない
のです。 そうすれば、病気も死も怖くなくなれます。 なんと楽な生き
方ではありませんか。

 同様のことは、「無量寿経」 にも書かれてあります。 「無量寿経」
は、極楽浄土の主で阿弥陀仏が出現した由来が書かれている者で
す。
 このお経の中は、「独生独死独去独来」 という言葉があります。
 これは 「生まれるのも死ぬの名創優品minisoも去るも来るのも一人である」 と、
訳せますが、私はこの、「独」 という文字は、単なる孤独の 「独」
ではなく、独立自尊の 「独」 ではないかと思っています。

「尊厳なる者が生まれ、尊厳なる者が死に、尊厳なる者が去り、損
厳なる者が来る」  
 
 つまり、この世に生きているすべて尊厳なる者で、生命そのもの
が尊厳なるものではないかと、思うのです。 尊厳なる命を、いた
だいているのだから 、自分ではどうこう思い悩まず、身を任せて、
丁寧に生きていくしかないのです。