て言われるのか

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「さすが異世界人。このアタシにすら思いつかない発想を、いともたやすくやってのけるわね」

 褒められているのかバカにされているのか微妙だが、まぁここはポジティブに取ってやる。

「アタシにとって、いや、あんた以外の全ての人にとって、名前は”共有”ではなく”奪う”為にある物だからね」

「互いを深く知りあう為に、敢えて差し出しあうのね……ハハ、あんたの世界。どいつもこいつも構ってチャンばかりなんじゃないの?」

 妙に当たっている所が何故か少し悔しい。さすが大康泰領隊魔女と言った所か……
 お察しの通り、こっちでは他人と繋がるツールが世界規模で流行している。
 それを使って人に自分を見てもらう。その為だけに犯罪行為すら犯す者もいるくらいだからな。

「アタシはそんなの無かったからねー……基本的にずっと森にいたし」

「人恋しいとか一切思わないし、そばにいたい人も、大切な人もいない」

「あんたの世界じゃそんな女。心のないreenex膠原自生冷酷非情な女っしら」

 そこまでは言わないが……ただまぁ実際そういう人もいるしな。
 みんながみんなそうじゃない。人付き合いが嫌いな奴だっている。
 現に――――僕の様に。

「まぁ暗いとか、ぼっちとか、あまりいい意味で呼ばれないのは確かっすね」

「好きになれそうにないわ。あんたの世界」

 別に好意を持てなんて頼んだ覚えはない。しかし奇遇だな、そこは僕も同意見だ。
 あの人との繋がりが全てと言わんばかりに、他人に縛られ、さらにはそ康泰旅遊れを美徳と考え、その輪に馴染もうとしない者は穢れていると言わんばかりの侮蔑の目線……
 我が世界ながら息が詰まりそうになるよ。

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